相続財産調査にはどのくらい費用がかかる？自分で行うことは可能？

相続財産調査とは、亡くなった人の財産を全て洗い出し、財産額を確定させることです。

相続財産調査は弁護士など専門家に依頼するのが一般的で、費用が発生します。

今回は、相続財産調査にはどのくらい費用がかかるのか、自分で行うことは可能なのかを解説します。

相続財産調査にかかる費用の相場は約10〜30万円

相続財産調査は、税理士、司法書士、弁護士などに依頼できます。

依頼費用は専門家によっても異なりますが、相場は約10〜30万円です。

それぞれの専門に依頼するメリット・デメリットがありますが、おすすめは弁護士です。

弁護士であれば、ほぼすベての相続手続きの代行依頼が可能で、トラブルがあった場合に法的な対処をしてもらえます。

相続財産調査は自分でも行える

続財産調査は、自分でもできます。

ただし、相続財産調査は以下のようにやることがたくさんあります。

• 預貯金の確認
• 有価証券などの確認
• 不動産の確認
• 貴金属や自動車の確認
• 負債の確認　　　　　　など

特に不動産の評価額の確認や、その他発見しにくい財産の確認は難しく、調査漏れが生じるリスクがあります。

相続財産調査を自分でするのが向いているのは、以下のような人です。

• 費用を抑えたい
• 相続する財産の把握ができている
• 相続財産に不動産がない

手間と時間もかかるため、スケジュールに余裕があるかも確認しておきましょう。

相続財産調査を自分で行うのが難しいケース

相続財産調査を自分で行うのが難しいケースは、以下のとおりです。

• 財産が多く把握しきれていない
• 相続財産に不動産がある
• 忙しく手間と時間をかけられない

財産が多く把握しきれていない場合、相続財産調査の難易度はかなり高くなります。

相続財産に不動産がある場合も、複雑な調査や手続きが必要となるため、専門知識がないと自分では難しいかもしれません。

相続財産調査は自分ですると、専門家に依頼するよりも完了までの期間が長くなる可能性があります。

相続税には申告期限があるため、期限内に申告・納付するためにも、相続財産調査は弁護士など専門家に依頼するのがおすすめです。

まとめ

相続財産調査とは亡くなった人の財産を全て洗い出し、財産額を確定させることです。

相続財産調査は自分でもできますが、弁護士など専門家に依頼するのが一般的です。

弁護士など専門家に依頼する場合にかかる費用の相場は約10〜30万円で、内容によって変動します。

相続財産調査はとても重要な調査で、漏れがあると相続税申告などの手続きが、より複雑になる可能性があります。

相続財産調査の費用に関してや、自分でするかで悩んだときは、まずは弁護士に相談してみることをおすすめします。