著作権法に違反する違法ダウンロードについて

■著作物の違法ダウンロード
無料で聞ける音楽アプリや、無料で見られる画像（漫画）・動画サイトなど、これまで巷には様々な違法コンテンツがはびこってきました。
こうした現状を受け、2012年には著作権法が改正され、違法にアップロードされたコンテンツを、違法にアップロードされたものと知りながらダウンロードした場合に、著作権法に違反する違法な行為として処罰されることとなりました。
そして、これは私的使用の目的であるか否かにかかわらず、録音・録画を行った時点で違法となり、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、又はこれらが併科されることとなります。

しかしながら、こうした違法コンテンツにつきサイトで視聴し録画録音をしない場合には処罰の対象とはなり得ません。
また、録画録音をした場合であっても、これが摘発に至るきっかけは権利者である著作権者からの告訴が必要であり、録画録音をした人間がインターネットを介して存在する可能性が無限に存する現代では、デバイス内で容易にコンテンツを削除できてしまうという状況も含め、著作権法の罰則が実質的意味を有するまでには未だ技術的・法的革新が必要であるといえます。

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